2. 町会の紹介

田園調布会では、街並みの維持と住む人びとの心のふれあいを大切にするために、昭和57年「田園調布憲章」を制定し、これを守るよう住民みんなで努力しています。

1.田園調布憲章

私たちの街田園調布は、大正時代後半に渋沢栄一翁の提唱で、当時ようやく欧米に現れ始めた”住宅と庭園の街作り”田園都市構想を取り入れ、多摩川の東側にあたるなだらかな丘陵地帯に、新しく建設されたものです。

以来,私たちの先輩は、この建設の精神と理想に則り、自主的に、平和で公園的な街作りに励んできました。今では駅前のいちょう並木や各所に見られる桜は立派に成長し、家々の樹木や生け垣も四季を通じて私たちの目を楽しませ、暖かく迎えてくれる田園都市に成長しました。

私たちは、今日まで築かれてきたわが街の優れた伝統と文化を受け継ぎ、これからの情勢の変化にも賢明に対処しながら、常に緑と太陽に満ち、平和と安らぎに包まれ、文化の香り漂うよりよい街作りを目指したいと念願し、ここに住民の総意に基づく憲章を定めるものです。

1 この由緒ある田園調布を、わが街として愛し、大切にしましょう。

2 創設者渋沢翁の掲げた街作りの精神と理想を知り、自治協同の伝統を受け継ぎまし

ょう。

3 私たちの家や庭園、垣根、塀などが、この公園的な街を構成していることを考え、新築

や改造に際しては、これにふさわしいものとし、常に緑化、美化に努めましょう。

4 この街の公園や並木、道路等公共のものを大切にし、清潔にしましょう。

5 互いに協力して環境の保全に努め、平和と静けさのある地域社会を維持しましょう。

6 不慮の災害に備え、常日ごろから助け合いましょう。

7 隣人や街の人々との交わりを大切にし、田園都市にふさわしい内容豊かな文化活動

を行いましょう。

(昭和57年5月19日制定)

2.町会の範囲(地図)

下記の赤線内が田園調布会の範囲です。

3.委員会活動

総務委員会

総務委員会は、会館の良好な維持管理や、会計・会費の管理各委員会間の調整役など町会内部のまとめ役です。

町会では次の方々に心ばかりのお祝い品をお贈りしております。

4月、入学のお祝い。小学校へご入学される会員のお子様。

9月、敬老のお祝い。75歳以上で会員のご家族の方。

1月、成人のお祝い。会員のご家族で成人を迎えられた方。

尚、個人情報の関係上お手数ですが、該当者の皆様にはその都度お申し出を頂くようお願いして

おります。

毎年5月に総会を開催致します。皆様のご出席をお願いします。

環境委員会

「本会区域の良好な街並み及び住環境の維持発展」(定款第4条)を当委員会の事業とし、現在12名の委員が活動しています。

当区域での住宅の新・増・改築、解体、外構工事、植栽等街の環境・景観に係る行為に際しては、”田園調布地区地区計画”等の法令及び本会の”環境保全及び景観維持に係る規定”に基づき立案し、当委員会との事前協議での合意を得た上で区役所への必要手続きを進めるのをルールと定めています。

大正15年(1926)年の設立以来、本会が住民自治による田園調布の円満な発展に努めた結果、当区域は我が国有数の住宅地と現在評価されています。その評価を将来にわたり維持すべく、当委員会は新しく住もうとする方々には「郷に入れば郷に従う」をお願いし、他方都・区議会、区役所等に働きかけ此の街の維持の為に、法の整備にも尽力しております。

文化委員会

「田園都市文化の実践および啓発普及」という定款第4条の条文に基づき、会員の親睦を目的とした各種講演会、バザー、バス旅行、新入会員歓迎懇親会等を行っています。

現在までに講演会、講習会、音楽会、手芸教室等を行って毎回ご好評をいただいております。毎年秋にバス旅行も楽しく会を重ね、会員皆さんの親睦に役立っています。

田園調布会館で催すバザーは、「水の輪市」と名づけられ、会員から提供された品物の献品、整理、会場での販売まで、会員皆さんのご協力によって成り立っています。

最近会員の移動が多くなり、毎年新入会員をお迎えしていますが、その方々に田園調布というコミュニティーや活動を知って頂きたいため、総務委員会と共催で新入会員歓迎会を、駅前の桜が開花する時期に合わせて行っています。

保安防災委員会

今年の3町会合同防災訓練は、来る9月19日、田園調布協和会・田園調布親和会と田園調布会が参加、10時から12時まで多摩川台公園で行われます。起震車・煙体験・初期消火に加えて家具転倒防止・住宅用火災警報器(22年4月1日から既設住宅も設備義務化)の展示・説明等も消防署の担当者にお願いする予定です。訓練最後は田園調布警察署ご指導での「ひったくり」デモストレーション。今、街角ではひったくりが多発し、高齢者や若い女性が金品を奪われたり、怪我を負ったりしています。

何時・何処で起きるか分からないのが災難。当日は、ご近所の方々とお誘いあわせてご参加下さい。

人間関係と地域防災力の向上は「ご近所の底力」となり、大災害や犯罪の現場で最も頼りになります。(阪神淡路大震災の時、最も多くの人命救助をしたのは、近所の方々)。

日々、一時停止不履行・駐車違反の防止で事故を防ぎ、春秋の交通安全運動では田園調布商店街の協力で、駅前広場にテントを張り10日間のキャンペーン。

街の美化と歩きタバコ・ポイ捨て禁止は、防火を兼ねて。

学童の登下校見守り犯罪発生チエックポイントのパトロールは一日も欠かせません。

広報委員会

広報委員会の第一の仕事は、年4回発行する季刊紙「いちょう」の編集です。B5版8頁乃至12頁と小ぶりですが、内容は盛り沢山。中でも最も重点を置いているのは、この街の得難い環境を守るための環境委員会の活動紹介。そして町会のさまざまな事業やイベント(バス旅行、講演会、バザー等)の報告、参加全員の随筆等も混じえて紹介しています。

また紙の色がユニークです。田園調布駅西口からは美しい銀杏並木の街路が放射状に延びており、この街のシンボルのようになっていますが、この銀杏が最も美しいのが紅葉の時期。といっても紅ではなく黄色ですが、これに因んで黄色い紙をつかっています。

この「いちょう」のほか、その時々のいろいろなお知らせ等を掲載した回覧板を、毎月3回発行しています。

2000年に郷土誌「田園調布」を編集・発行しました。内容は郷土誌で大好評。数年前増印刷致しました。どうぞ町会(03-3721-2741)までお申し込みを。頒価3,000円(消費税込み)

このホームページも広報委員会の担当です。